
・検索上位になるためのタイトルの作り方が知りたい
・アクセスが集まるタイトルの付け方は?
このような悩みを解決する記事をご用意しました。

ホームページのタイトルの重要性
サイトのタイトルは非常に重要で検索結果にも大きく影響してきます。ホームページが検索結果で上位に上がってこないのはタイトルが原因かもしれません。サイト名をお店の名前だけや、誰も知らない固有名詞を付けていませんか?
上位表示させるにはどのうようなタイトルをつければいいのか?具体例を元に順を追って6つのステップで解説していきます。
もし、あなたのホームページタイトルに問題が合った場合、この順序で自分のサイトに合ったタイトルをつけることができれば、検索順位が上がることが期待できます。
では、早速取り掛かりましょう!
ホームページ(サイト)のタイトルをSEO対策する6つの手順
それではホームページのタイトルを最適化する方法をご紹介します。
これからご紹介する6ステップに合わせてタイトルを作れば、検索結果で上位表示させるためのタイトルが完成します。
1.思いつくキーワードをリストアップする
まずは自分のホームページに関係すると思われるキーワードをパソコンのテキストでも手書きでもいいので思いつく限りリストアップしていきます。
今回は「料理教室」を例とします。もしこの教室が恵比寿にあるとしてキーワードを挙げてみましょう。
このようにお店の情報、ターゲットにしたい方の情報、講師の情報など分類分けして考えると思いつきやすいと思います。文章ではなく単語で考えましょう。
2.キーワードを調べて探す
自分のホームページのメインとなるキーワードを元に下記の3つの方法を使って調べて候補となるキーワードを探していきます。
- サジェストキーワード
- 関連キーワード
- 実際に検索する
今回ですとメインのキーワードは『料理教室』と『料理教室 恵比寿』になりますので早速調べていきましょう。
サジェストキーワードを調べてサイト名の候補とする
サジェストキーワードとはgoogleの検索窓にキーワードを入れた時に出てくるキーワード候補です。ここに出てくるのはよく検索されているものなので、タイトルに入れる候補とします。
実際に「料理教室 恵比寿」と入力してみましょう。
このようによく検索されるキーワードが出てきます。さらに参考のため「料理教室」でも検索してみます。
するとこのように出てきますので、候補にできそうなキーワードをメモしていきましょう。
サジェストキーワードが簡単に調べられるサイト
サジェストキーワードを簡単に調べられるサイトがあるのでこちらを使うのがおすすめです。googleの検索窓に入れるよりもキーワードが多く出てきます。
「料理教室 恵比寿」で検索
「料理教室」で検索
このように左上に表示されたものがサジェストキーワードです。このままコピペできますので候補としてメモしておきましょう。
関連キーワードを調べてサイト名の候補とする
関連キーワードとは検索結果の画面の一番下に表示されているキーワードです。「料理教室 恵比寿」で検索して一番下を見るとこのようにキーワードが表示されています。
サジェストキーワードとかぶっているキーワードや自分とは明らかに関係ないキーワードは抜かして関係ありそうなキーワードを候補としてメモしておきます。
「料理教室 恵比寿」の関連キーワード
「料理教室」の関連キーワード
実際にメインキーワードで検索する
実際にメインのキーワードで検索して上位表示されているサイトにはどのようなキーワードが使われているかを調べます。1位のサイトが使っているキーワードを使えば上位表示されるというわけではないので注意してください。
上位表示されているサイトのタイトルを見ることでそのキーワードでの傾向を掴むような感じです。
3.サイト名の候補としたキーワードの検索ボリュームを調べる
今まで候補としてメモしてきたキーワードが月間どのくらい検索されているのかを下記のツールを使って調べます。慣れていない場合は候補としたキーワードを全て調べると検索ボリュームが多いキーワードの感覚が掴めてきます。
検索ボリュームを調べる理由は
- 検索ボリュームが多いキーワード=需要が多い
- 検索ボリュームが少ないキーワード=需要が少ない
このようになるので、検索ボリュームが多いキーワードをタイトルに入れれば、検索して自分のサイトへ来てくれる人が多くなる可能性が高まるためです。それでは検索ボリュームを調べる方法のご紹介です。
Googleキーワードプランナーで調べる
『Googleキーワードプランナー』は以前は細かい数字まで見ることができましたが、現在は広告を出稿していないと100〜1000などアバウトな数字しか見れません。
また、出稿しない場合でもGoogleのアカウントを持っているだけでは利用することができず、クレジットカード情報を入力し広告の登録を行わなくてはいけません。実際に広告は出さなくても大丈夫です。
利用開始までのハードルが高いですし、大まかな数字しかわかりませんので既に使える方や広告を出す予定のあるかたでなければ次にご紹介する方法がおすすめです。
Ubersuggestで調べる
『Ubersuggest』は無料で月間検索ボリュームを細かく調べることができます。以前は制限なく検索ができたのですが最近は無料版ですとGoogleアカウントでログインしていても1日3回しか検索することができなくなってしまいました。
Keyword Surferで調べる
『Keyword Surfer』はChromeの拡張機能です。こちらは無料で制限なく使えますので今の所こちらで調べるのがおすすめです。
使い方も簡単です。
- 上記リンクからchromeウェブストアへアクセス
- chromeに追加をクリック
- google検索でキーワードを入れて検索
すると、検索キーワードを入れた右側に検索ボリュームが表示され、さらに右サイドの部分には関連キーワードの検索ボリュームも表示されます。
この方法で候補としたキーワードを1つずつ調べていきます。すると今まで出てこなかったキーワードなども出てきますので候補とします。
検索ボリュームはcsvでダウンロードできますので、ひとまず全てダウンロードしておき、重複しているもの自分とは関連のないキーワードを削除して整理するとまとめやすいです
今回、実際に検索して最終的に候補として上がったキーワードとその検索数をまとめた表がこちらです。
これを元に次の項でキーワードを選定していきます。
検索ボリュームを調べるときのポイント
候補としたキーワードの検索数を調べる際にメインとしたキーワード以外はメインキーワードと合わせて調べるようにしましょう。
今回ならメインのワードは「料理教室」「料理教室 恵比寿」です。
例えば候補としてある「初心者」の検索数を調べる時に「初心者」の検索数を調べても何の初心者なのかわかりませんし、意味がないので「料理教室 初心者」「料理教室 恵比寿 初心者」のようにメインキーワードと合わせて調べましょう。
4.ホームページのタイトルに使用するキーワードの選定
調べた検索ボリュームを元にどのキーワードをタイトルに入れるかを決めます。基本検索ボリュームの多いものを選んでいきますが、あまりにも検索数が多いキーワードを選ぶと競合が多い、いわゆるレッドオーシャンとなり、結果上位表示させることが難しくアクセスが集まらなくなることもあります。
その場合は「競合が少なくある程度検索数がある」というキーワードを選ぶのがおすすめです。
今回、最終的にタイトルに入れる候補として選定したキーワードが下記の16個です。
こちらを元に次の項でタイトルを作成していきます。
ニーズに対応することも考える
既に気づいている方もいると思いますが、キーワードを調べてきた中で「子供 料理 教室」「料理教室 単発」など最初に考えたキーワードになかったキーワードが出てきていて検索数がそれなりにあります。
つまり、需要があるということなので、サービスとして提供できるのであれば積極的に取り入れていきましょう。
5.効果的なタイトルを作る7つのコツ
選定したキーワードを組み合わせてタイトルを作ります。その際に下記の7つの項目に気を付けましょう。
文字数は30文字前後
googleの検索結果に表示されるタイトルはPCで約30文字前後、スマホで40文字前後となります。それを超えた部分は表示されませんので正確なタイトルをユーザーへ伝えられなくなります。そのためPCの人を基準として30文字前後に抑え正確なタイトルを表示させることでクリックしてもらう確率を高めるのがおすすめです。
重要なキーワードは一番左にする
タイトルの中でgoogleに一番重要視されるのが一番先頭にあるキーワードです。そのため上位表示させたいキーワードは一番左に持ってくることをおすすめします。ただし、それにより文章がおかしくなる場合は無理にすることはありません。
文章として成り立つようにする
キーワードを羅列しただけだったり、強引に繋げて日本語がおかしくなっていたりするのはよくありません。むしろ逆効果になる場合がありますのでしっかりと日本語として成り立つタイトルにしましょう。
サイトの内容が分かるようにする
タイトルを見ただけでユーザーがどのような内容のサイトなのかある程度想像できるタイトルにしましょう。
実店舗の場合は地名を入れる
実店舗の場合は地名を入れるようにしましょう。都道府県と市町村まで入れると近所の人が来てくれる可能性が高まります。
無駄な文字は削る
タイトルにキーワードが複数含まれた場合、1つのキーワードに対する力が分散されます。例えば、5つキーワードが入っていたら1つのキーワードの力は20%になりますが、2つなら50%といった感じです。今は計算上、均一に振り分けていますが実際は均等ではありません。
そのため、同じキーワードを繰り返し使っていたり、余り重要でないキーワードを使っていたら削るようにしましょう。
固有名詞を入れる
必ずではありませんが店舗名や企業名、屋号など固有名詞を入れるとあなただけのサイトということになりますので入れたほうがいいです。ただ入れる場合は、タイトルの一番最後がおすすめです。前の文章と上手くつながらない場合は「|」を入れて区切るといいです。
よくある駄目なパターンが固有名詞のみしか入れてい場合です。それだとあなたを知っている人しかサイトを見つけられません。
6.キーワード候補を組み合わせて最適なタイトルを作る
これで準備は整いました。ここまで長かったですね。お疲れさまです。
以上を踏まえて実際にタイトルを5つ作ってみましたので解説していきます。
全てのタイトルに入れているのはメインキーワードと「渋谷」、店名(屋号)です。その他、最終候補として挙げたキーワードを組み合わせて作っています。
- 1番目:初心者にターゲットを絞ったタイトル
- 2番目:子供にターゲットを絞ったタイトル。和食を入れて大人な感じのギャップを表現
- 3番目:男性にターゲットを絞ったタイトル。「男」のキーワードもカバー
- 4番目:体験・単発というコースをメインとしたタイトル
- 5番目:初心者なのに本格懐石料理というギャップを狙ったタイトル
このようにどこに重点を置くかでタイトルが変わってきます。もし1番目を使用した場合でも子供や男性向けのコースを作り、サイト内で紹介することで、それらのキーワードからの流入も狙えます。
需要があり自分が提供できるサービスがあったら積極的に取り入れて行くことをおすすめします。
検索ボリュームが多いキーワードだからといって、サイトで提供していないサービスや掲載していない内容をタイトルに入れるのはNGです。それでは嘘をついていることになり、逆効果になるので注意してください
サイト名はサイト公開後に最適化していく
サイト名は一度決めたら完成ではありません。公開してみて順位を計測し、必要ならば最適化していく必要があります。ただし、順位が上がらない原因はタイトルではなくコンテンツの中身やその他ということも十分に考えられますので注意が必要です。
サイトの順位は毎日計測してどのような変化が見られるか記録していくといいです。手作業ですと大変なので僕はGRCという順位チェックツールを使用しています。
このツールはWebマーケティング会社にいた時から使っていたツールです。制限はありますが1つのホームページだけなら無料版でも十分に使えます。
WindowsでもMacでも使え、ソフトを立ち上げると指定したキーワードの順位をGoogleとYahoo、Bingで自動で測定し記録してくれます。グラフで確認したり、変更をした時にメモ書きを入れたりなど機能も十分に揃っています。
上位表示させるタイトルの付け方のまとめ
最後にもう一度タイトルの作り方を簡単にまとめると次の順番です。
- キーワードを考える
- 検索ワードを調べる
- 検索ボリュームを調べる
- タイトルに使うキーワードを選定する
- キーワードを組み合わせてタイトルを付くる
この流れでSEO対策をしたタイトルを作っていきましょう。
今回はトップページのタイトルの付け方ですが、下層ページのタイトルを付けるのも同じで、そのページに合った適切なタイトルを付けるのが大切です。
また、ホームページのタイトル設定はSEO最適化の中でもほんの一部です。コンテンツの中身も非常に重要ですから手抜きをせずしっかりと作り込むことをおすすめします。